場所・感覚・メディア
Place Sense Media

場所を訪れ、感じ、考え、変換し、伝え合う。さまざまなメディアがもたらす感覚によって場所の捉え方は、重層的で複合的なものとなり、また新しい「場所」が生まれる。そして、それがもたらす「感覚」の変容は、私たちの日常にどのような影響をもたらすのか。本プロジェクトでは、映像・音響・テキスト、さらにはトーク・ディスカッションなど多様なメディア表現による場所体験が、そのメディアの特性によってどのような「感覚」を生みだすのか、つまり「場所・感覚・メディア」の相互的な関係性について議論を重ね、模索してきた。 本展は、映像・絵画・音響などのメディアを通じた「感覚」によって変容する「場所」を捉え直す作品を展示する。

プロジェクト【作家性の窃取 Capture sense as an author】への出展作品。
AIに出力させた絵にプロントを入力した本人の作家性は感じない。作家性だけを抜き出すために、出力した絵を様々なバックグラウンドを持った作家に模写させた。画力に差が出ないようにベタ塗りだけで描けるようにプロンプトを設定した。
文字からイメージが出力されるAIの仕組みを利用して、プロンプトは誰も見たことのなく存在しないと言われているのにイメージがある架空の物に限定している。勝手に想像し思い描かれ、歴史の中でデータ化されて情報化されて存在しているもの。そこに、一人の作家性が加わる試み。
P-6 場所・感覚・メディア
塩澄 祥太
平山亮太
ボラギノーラー: (ボラギノーラーとは、ボラギノールを多様する人を意味する、日本語の新語、俗語。ボラギノールに感謝し、使う必要のない時にも使用する人を指して用いられる。
タイトル:ボラギノールA坐剤 無三殿大神(河童)添付済品。
痔の神様として、名古屋市中川区にある鹽竈(しおがま)神社に祀られる無三殿大神(河童)が印刷されたボラギノールA坐剤。橋から川に向かって尻を出すと尻子玉を抜くのではなく「痔を切ってくれる」という言い伝えがある。
書き出しに使用したテキスト:Kappa on the Horikawa River in the style of ukiyoe painted in the style of Katsushika Hokusai  Musandono Okami, a Japanese god with a plate on its head

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