Direction / Edit
連携プロジェクト
サウンドコンポジションコース学生により制作されたサウンドをメディアデザインコース学生間で視聴、意見交換を行い、映像制作を行った。夜・寂しさ・自然・夜明けなど様々な感想が挙げられたことから「自分の感じる心情」をテーマに、それぞれ一個人の感じ方の違いを見せる方向性を見出す。 制作方法は、動画の素材集めとして各メンバーに「夜に感じること」「朝方に感じること」「自分の信念」の計3種の語りを入れた自撮りを依頼。それらの集まった動画素材の中で共通性や、ストーリー性の繋がりを考えながら言葉を厳選し編集を行った。構成として前半は夜に感じる過去の追尾からの後悔や恐怖心などネガティブな印象があり、 中盤から後半にかけて、自己の尊重からの温かさや安心感に繋がり、最後は迫る朝に希望を感じるポジティブな印象である。冒頭にある斜めに二極化された波があるが、左下の強い波の流れは不安などネガティブな心の働きが作用する情動(emotion)。右上の穏や かな流れは温かさなどポジティブな心の働きが作用する気持ち(mood)として位置付けており、 その双方の流れが一体化してゆったりとした流れに変化するシーンでは、穏やかな気持ちが有意になる感情の変容を意味する。